K-WORK STYLE ー K-PROVISIONのヒト・働き方

Ryusei Sasaki マーケティングセンター
グループリーダー代理
2019年新卒入社(工学部 都市基盤デザイン工学科卒)

意義のある
仕事をする悦び

2割引きになる命の重み

大学時代に熊本地震が発生し、安全係数という観点からレポートを書く機会がありました。
安全係数はコンクリート構造物がどれだけ安全かということと、どれだけコストがかかるかということを総合的に割り出した数値です。
この数値が、東京では「1」のところ、地方に行くと「0.8」や「0.7」となり、2割ほど異なるという事実をその時に知りました。
過疎や高齢化が進む地方自治体の予算の中で、インフラに対する予算のインパクトが大きくなっていることは理解していましたが、同時に、人の命の重みが東京に比べて2割引きであると感じたことをはっきりと覚えています。
もっともっと多くの人がこのことを知ったらどう思うだろう、それが「伝える」この仕事を選んだきっかけです。

大学生の頃からインフラに関わる活動を行ってきました
上:「NPO法人ツナガルドボク」で製作した刊行物
右:長崎県、出島を復刻させるプロジェクトの一環でつくられた出島表門橋。近隣地域住民が清掃し、維持管理を行う活動に大学のゼミで参加しました

「知りたい」と思うほど知られていないインフラ

私は大学時代に「NPO法人ツナガルドボク」を立ち上げ、インフラの大切さを知ってもらう活動を3年間行ってきました。学生が学生に広報を行っていく活動です。今でもOBとしてバックアップをしていますが、活動してくれている学生たちは一同に「知らないことを知りたい」と言います。
社会人になって一歩引いた目で見ると、これはインフラが「知らないこと」であると証明している言葉だと気づきました。インフラについて多くの広報をしたい、という想いから、私は大学時代に活動していたインフラ広報活動をそのまま事業としているKプロビジョンに入社しました。
Kプロビジョンは発注者や施工者の「伝えたい」という多くの想いをカタチにしてきました。一方、私は大学時代からの活動を通じて、「知りたい」というニーズをたくさん受け止めています。この「伝えたい」と「知りたい」を融合させるコンテンツをたくさん制作して、インフラ広報を広げていきたいです。

立体音響を用いる映像制作のために、鹿島技術研究所の無響音室を借りて、音声収録を行いました。上映時に立体的に音を再現するために、マイクの角度を調整しています

肌で感じる巨大構造物建設

大学時代の活動を父に話したことがありました。すると、父は亡くなった祖父が映画にもなった黒部ダムの施工に携わっていたことを教えくれました。
私は入社してから映像制作の業務を担当していますが、工事現場は想像以上に過酷な環境です。祖父の時代は今のような設備が整っていなかったので、想像を絶する過酷さだったと思います。
いま、私は青森県で進められている風力発電事業の記録映像制作を行っています。山に囲まれた畑の中の一本道を進み、丘を越えると見えてくる巨大な風車群。まるでジブリ映画に描かれた巨神兵のようです。
入社して1年ほどの間に構造物の完成までの過程を目で見て、肌で感じることができたのはこの仕事ならではの経験です。
巨大な構造物が完成したとき、祖父も同じように感じたのかと思うと、そのDNAを受け継いでいることを誇りに思います。

青森県つがる市に建設された「ウィンドファームつがる」は日本最大規模の風力発電施設。最高到達点150m級の風車が組み上げられていく様は圧巻でした

K-WORK STYLE

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